今日のルセナは晴れ
庭ではデンドロビウム アフィラム Dendrobium aphyllum が咲く
午前10時の気温31度
先月24日に植えた田んぼの苗も順調に育つ
今年も台風被害が無いと良いのであるが、、
さて、、
先月蘭園から届いたアリ植物
鉢植えは場所をとるので庭木やドリップウッドに釣り糸で縛り付けてある
↑ ミルメフィツム ベッカリー Myrmephytum beccarii
水分が足りないせいか下葉が黄色くなって少し葉が落ちるが
それでも小さな青い花を次々と咲かせて赤い実を付ける
この赤い実
面白そうなので種子を採って蒔いてみることにした
↑ ミルメフィツム ベッカリー Myrmephytum beccarii の結実した実
この長さ2㎝ほどの細長い赤い実は柔らかく
実を指で軽く押すと実の下側から中の実と種子が飛びだして来る
ひとつの実に入っている種子は4~6粒
この時は8つの実から42粒の種子が採れた
アリ植物の種子蒔きをネットで検索すると
種子に付いた果肉は取っても取らなくても良いようであるが
初めてなので種子に付いた果肉はキッチンペーパーで軽く拭き取った
種子蒔きに使うのはタッパー容器に詰めた湿ったココピート
ココピートは十分に水を吸水させ
タッパー容器の底には排水用の穴をいくつか開けてある
小さな種子をピンセットを使ってココピートの上に乗せていく
種子はココピートの上に乗せたまま露出していても良いようであるが
乾燥を防ぐために軽く種の上に湿ったココピートを被せて水を噴霧する
↑ 2022年5月17日
種子を蒔いたタッパー容器は蓋をせずにテラスの明るい日陰に置き
ココピートの表面が乾かない程度に時々水を噴霧した
1週間後タッパー容器内を見ると
ぽつぽつと発芽した緑色のものが見えている
↑ 2022年5月24日
↑ 2022年5月24日
種子を蒔いたココピートの上に所々白い菌が繁殖していたので
ピンセットを使い白い菌の繁殖した場所の種子は取り除くことにした
↑ 2022年5月24日
その後もタッパー容器はテラスの明るい日陰に置き
ココピートの表面が乾かない程度に時々水を噴霧し
そして種子を蒔いてから1ヵ月が経過した
↑ 2022年6月16日
種子を42粒蒔いて発芽したのは23粒
↑ 2022年6月16日
背丈は約1㎝
小さいながらも下部はふっくらと膨らんでいる
↑ 2022年6月16日
同じ様にして
ミルメコディア ツベローサ Myrmecodia tuberosa の種子も蒔いた
↑ ミルメコディア ツベローサ Myrmecodia tuberosa の種子
タッパー容器に詰めた湿らせたココピートに種子を蒔く
↑ 2022年5月16日
種子は6粒蒔いた
タッパー容器は蓋をせずテラスの明るい日影に置き
ココピートの表面が乾かない程度に時々水を噴霧して1ヵ月経過した
↑ 2022年6月16日
↑ 2022年6月16日
背丈は約1㎝
種子を6粒蒔いて6粒とも発芽した
ミルメコディア ツベローサとミルメフィツム ベッカリーを比べてみると
種子蒔き後同じ1ヵ月でも発芽後の成長はミルメコディア ツベローサの方が良い
↑ 左側ミルメコディア ツベローサ 右側ミルメフィツム ベッカリー
この成長の差は種類によるものなのか?
それとも種子を蒔いた数によるものなのかは不明であるが
初めてのアリ植物の種子蒔きはなかなか面白いものであった
さあ、、
これからどのようにして成長していくのであろうか?
アリ植物の楽しみは続く、、